2008/04/22
曖昧な美の基準
この時期になると急に流行りだすのが、エステとジム。夏を前に理想のボディを手に入れる為、慌てて準備しておこうということのようですが、この理想のボディ(最近は「パーフェクト・ボディ」と言うらしい)の定義はと言うと非常に曖昧。
ぽっこりお腹が出てきたという話題のメタボが良くないのは理解できますが、ファッション誌のモデルを基準にし、あたかも自分の体形がオカシイと感じているなら、神経過敏の傾向があり別の意味で注意が必要です。
テレビや映画には、様々な個性を持った女優、タレントさんが登場しますので、均一的な基準で、それぞれの魅力を測るのは無理がありますが、モデルさんの存在は、洋服を引き立てることを目的としており、均整の取れたプロポーションが要求されるのは当然。あくまでアイドル(偶像)ですから、自分と比較する必要はありません。
装いにスポットライトを当てるのではなく、モデル自身の人気で売ろうとしている一部のファッション誌には閉口しますが、もっと深刻なのが体形や顔などのルックスをデジタル化し、コンピュータに美的判断をさせようという研究。
まず、ケンブリッジ大学の研究者が考え出した「美しいクビレの法則」。多くの美女の体形を解析した結果、ウエストとヒップが10対7、つまりウエストがヒップの70%の太さになっている女性が、もっともセクシーなんだそうです。
マリリンモンローやミロのビーナスがこの体形だそうですが、どちらかと言うと大きなお世話!こういうことを言い出す人がいるから、無理なダイエットがまかり通ったりする訳です。
また、最近では、イスラエル、テルアビブ大学のアミット・カギアン氏が、コンピュータに美人の基準と判定能力を与えることに成功したと発表。顔の特徴や表情の違いを認識するのとは違って、美的判断は個人の好みが入りますが、人間が行った結果とほぼ同一の結果が得られたと自信たっぷり。左右対称性、肌の荒れ具合、髪の色も分析対象となる優れものだそうです。
今後、整形手術や顔認識技術の進化にもつながるとされていますが、カラオケの点数ならいざしらず、自分の顔に点数が付くことを想像すると、笑って済ませる人は少ないでしょう。
もちろん綺麗になる努力は非常に尊く、決して諦めるべきではありませんが、彼氏のいない人ほど過激な努力を行っているという現実を考えると、ご自分の魅力に気が付いていない人が多いという仮説も成り立ちます。コマーシャリズムが創りだした曖昧な基準の美を追求するより、健康的な美しさに目を向けたいものです。
アイラブブランド
小西清貴
Posted by 小西 at 17:00 │Comments(0) │TrackBack(0) │
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