2008/03/11

偉い学者のあまり役に立たない研究

先日、米国の研究者が、夫婦間で感情を押し殺す人々は早死にする傾向があり、夫婦げんかが健康に役立つ可能性があるという、何となくしっくりこない研究結果を発表していたと思ったら、今度は、朝食をきちんと食べる十代の若者は、朝食を抜く若者よりも体重が軽く、健康的な食生活を送っているとの研究結果が、報道されておりました。

ミネソタ州の14歳の若者2216人を対象に、5年間にわたって体重や生活態度を追跡調査、結果、常に朝食を抜く人は毎日食べる人に比べて体重が平均2.3キロ多いことが分かったそうです。

この報道をみて、ラスベガスのレストランの恐ろしくボリュームのある4.99ドルの朝食セットを思い出してしまいました。朝からステーキや幾つ卵を使っているのだろうと考えてしまう巨大オムレツ、お好み焼きを3枚重ねたようなパンケーキなどを食べているアメリカ人が、これによって痩せるなどということはありえないと思いますが、毎日のように感心する研究から、ある意味バカバカしいものまで、様々な論文が発表されており興味深いです。

就寝1時間前のメールのチェックは睡眠を妨げるとの研究結果も発表されておりましたが、こちらは、英エディンバラ睡眠センターのクリス博士の研究。同氏によると、コンピューターの光によって、眠りを助けるホルモンがメラトニン分泌をやめるよう脳にシグナルを送ってしまうんだそうです。濃いコーヒーのエスプレッソ2杯分を飲むのと同じ不眠効果があるということですから、ベットの中でのメールチェックは慎みたいものですね。

同じように、眠る前にアルコールをとると深い眠りにつけないという研究結果も発表されていました。アルコールによる睡眠は、正常な睡眠と違って浅いノンレム睡眠、脳も体も十分には休まらないんだそうです。東京医科大学の井上教授の話によると、酒を飲んで眠り込んでいるのは、睡眠ではなく、意識を失っている状態。不眠対策で寝酒を始めた人の方が、ストレス発散で酒を飲む人よりアルコール依存症になる割合が高いと言うことですからこちらも注意が必要です。

眠る前にはご法度とされているチョコレートには、鎮静作用があり、イライラ感を押さえ、良く眠れるという研究結果を発表されたのは茨城キリスト教大学の板倉弘重教授。この先生は10年に渡ってチョコレートに秘められた健康効果について研究を続けておられるそうです。何となく、虫歯になったり、太ったりするイメージがありますので、俄かには信じがたいですが、海外のホテルのベッド脇にチョコレートが置かれているのは、そういった効果を狙ったものということですから、何となく納得。

いずれも、著名な科学誌に掲載されていますので、まるっきりデタラメではないんでしょうが、真に受けて神経質になるのも問題。真剣に研究している先生方には申し訳ないですが、実際のところ、余り参考になるものは少ない気がしますが如何でしょうか。

アイラブブランド

小西清貴

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