2008/02/25

サルコジ大統領に見るフランスの恋愛感

どちらかと言えば地味な日本の福田総理と比べると、話題に事欠かないフランスのサルコジ大統領。プラダを着たファーストレディとして話題になった前妻のセシリアさんは、元テレビの人気司会者でしたが、彼女の最初の結婚式に招かれたサルコジ大統領(当時はヌイイ市の市長)が、他人の花嫁に一目ぼれして略奪婚。

それだけでも大変なスキャンダルなのに、そのセシリアさんと結婚10年目で離婚。今月、元モデルで歌手のカーラ・ブルーニさんと結婚式を挙げました。大統領任期中に離婚、結婚したのはフランスの歴史にも例が無く、まして離婚後3ヶ月での結婚には世界中の人々が驚かされたに違いありません。

お相手の方も、前妻のセシリアさんは、サルコジ氏の支持者だった会社の社長とニューヨークへ駆け落ちをしたり、新婦のカーラさんもかつてはミック・ジャガーやエリック・クラプトン、大富豪のドナルド・トランプ氏などのセレブとの交際が噂され、最近ではヌード写真が新聞に掲載されるなど、ファーストレディとしてどうなの?って感じですが、調べてみると、過去にはミッテラン大統領がエリゼ宮(大統領官邸)に愛人とその子どもを住まわせていたという事実もあり、こういった個人の恋愛に関して、フランス国民が非常に寛大なのが良く分かります。

(セシリアさんが駆け落ちした際には、サルコジ氏が公用車でサイレンを鳴らして空港まで追いかけたというエピソードもあります。)

日本の恋愛感との違いを象徴するような出来事だと言えますが、もともとフランスでは大学生にもなれば彼氏、彼女のいない人は非常に稀、同棲している学生も珍しくありません。自立した子供の行動にとやかく言う親もいないので、子供たちが羽根を伸ばしているのかというと、そうではなく、若いうちから子供の男女交際を奨励していると言った方があたっていると思われます。

こういった恋愛事情は、女性の自立、つまり、男女間の性差別(ジェンダーギャップ)が、まったくないのとあながち関係が無いとは言えないでしょう。

フランスでは内閣の男女比は閣僚15人の内、7人が女性、また、今年のフランス最高の勲章レジオン・ドヌールの叙勲リストによると、女性の割合が49%と、ほぼ男女均等となっています。日本が、恋愛先進国のフランスに近づく為に、国のリーダーのお手本を期待しても無理な話ですが、せめて女性の地位向上には精一杯力を注いで欲しいものですね。

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小西清貴

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