2008/02/05
出生率が高いのに結婚する人が少ないフランスって
高齢化社会の到来とともに、日本が抱える大きな問題が出生率の低下です。現在の出生率が1.29人(ちなみに、昭和22年の出生率は4.54でした)とされていますので、このまま推移すると2050年の日本の人口は、約9500万人に減少するそうです。
毎年74万人が減っていく計算ですが、これは新潟市や静岡市の人口に匹敵する数ですから、非常に深刻なのは間違いありません。
そんな日本がお手本にしているのがフランス。少子化対策と言うよりも、子育て支援対策の充実が功を奏し、現在の出生率は1.94人。2050年には、人口が7500万人(現在は6200万人)となり、EU諸国で最大の人口になると予想されています。
そんなフランスですが、生まれてくる赤ちゃんの婚外子の比率が過半数を超えたという事実が昨年の人口統計で明らかとなり話題になっています。
つまり、結婚しないで出産する人が、結婚して出産する人より多いと言うことですから、最近流行りの「できちゃった結婚」なんてどこ吹く風の大らかさ。
実は、この背景にはPACS(パックス)というフランス独特の法律が関係しています。パックス(Pacte Civil de Solidarite)とは、日本語で民事連帯契約法と訳されており、もともと同性愛者のカップルの権利を保障する為にできた法律ですが、最近では、何らかの理由で結婚しない、また、できない同棲カップルが多数利用しています。
法律で縛られた結婚という形よりも、自分たちでルールを決めることができるパックスの方が気楽ということですが、逆に考えれば、結婚には、非常に大きな責任が伴うということを理解している証とも言えるでしょう。(ちなみに、フランスでは日本のように協議離婚が認められていません)
もちろん、このようなリベラルな考え方を、進んだ考え方と賛美したり、まして道徳や宗教観を持ち出したりするつもりはありませんが、愛情と法律は、相性が良くないのは事実。カップルの有り方が法律によって制限されるのが我慢できない気持ちは痛いほど理解できます。
バレンタインデーには、新しいカップルが沢山登場して欲しいと心から願っていますが、結婚だけがゴールインなんていうのも、考えれば悲しいことかも分かりませんね。
アイラブブランド
小西清貴
Posted by 小西 at 15:08 │Comments(0) │TrackBack(0) │
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