2008/01/15

100年前の本がベストセラー!?

昨年末にアマゾンで本を買ったんですが、2007年11月に出版されたこの本、年内に4回増刷が行われ現在ベストセラーランキング急上昇!日本では出版されて間がない本ですが、実はアメリカで書かれた本の翻訳版、何と書かれたのは100年前の1906年です。

2006年にアメリカのテレビで放送され話題になったドキュメント番組「ザ・シークレット」の中で「物語は100年前に書かれた本に基づいている」と紹介されたことがきっかけで、一気にこの本がクローズアップ!凄まじい数の新書が発刊されている中で、100年前の本が大ヒットするのは非常に驚くべきことだと思います。

(ザ・シークレットも同時にベストセラーになっていますので、読まれた方も多いかも分かりませんね。)

内容は、20世紀始めに欧米の思想家に大きな影響を与えた新思想運動(ニューソート)について解説したものですが、本来、思想書というのは非常にニッチなカテゴリーで、熱狂的なファンはいるものの一般の人が手にするものではなかったはず。昨今の世界的なスピリチュアルブームも手伝っているに違いありません。

こういった古い作品がブームになるのは、一般的に非常に稀なことだと考えがちですが、アマゾンのリコメンデーション機能(例の、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というやつです。)によって、ベストセラーの商品に非常に古い本が関連付けられ、結果、その品物も売れ出すという事例なども報告されております。

また、オークションサイトを覗くと、数年から数十年前に製造された品物が出品されていたりしますので、古いものが私たちの目に留まる機会が増えているのは、ファッション製品とて例外ではなさそうです。

考えたら、ラジオから流れてくる音楽の多くも70年~80年代にヒットしたものですから、新しいものより古いものの方がセールスとして成功している可能性もありますね。

ファッションの世界で仕事をしていると、多くのブランドが会社の拡大、成長を図る為に、どんどん新商品を開発する様が見て取れますが、実際にはすべてのお客様が常に新しい物を欲している訳ではなく、良い物を永く使いたいと考えている方も多いはず。

100年前は極端な例だとしても、トレンドに左右されず、長年に渡って大切にしている品物を、自分の子供や孫に受け継いでいくライフスタイルは確実に増えてきています。ショッピングの際に、そういった目で品物を選んでみるのも楽しいかも分かりませんね。

アイラブブランド

小西清貴

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