2007/12/26
使い捨ての時代から良い物を長く使う時代へ
今まで物の値段がどんどん安くなり続け、低価格品や大幅なディスカウントに慣れ親しんだ私たちにとって、今年ほど値上げのニュースを目にした年はなかったのではないでしょうか。
輸入に携っている我々にとっては、ユーロ高に非常に苦労しましたが、統計を見てもヨーロッパからの輸入は激減。大手アパレルなども、製品はもちろんのこと、生地までも中国で調達する始末。お陰で安価なウエアが氾濫し、長く着ることが出来る上質なアイテムが少なくなってしまいました。
原油は1年で2倍の価格になっており、タクシーだけでなく、物流に掛かるコストが今後大幅に改定されるのは必至。これまで、価格転嫁が進んでいない業界の企業努力も限界に来ているようです。
農産物の価格高騰から、スナック菓子などは量を減らして価格を据え置く作戦で、早々と値上げ。インスタントラーメンやビールなども近々値上げが予定されているようです。水産物の価格も上がっており、鰹節なども値上げされていますので、うどんなどもちょっとヤバイ感じです。
これまでの安売りを支えてきた中国製品でも、本国の物価が軒並み2桁の急上昇、インフレが加速していますから、中国製=安いという図式が崩れ去るのも時間の問題でしょう。
円安、資源高などの要因に加えて心配なのが、昨今話題になっている食品偽装の問題。コストを下げる為に偽装を行っていたわけですから、正しく処理すれば値上げになるのは当然です。
家庭では、食卓に残った料理は冷蔵庫で保存しますし、一度に使わない食材は冷凍保存するのが常識。冷凍技術の進歩によって品質にはほとんど差が出ませんが、一連の不祥事を受けて赤福では冷凍設備の撤去を表明、作り置きが出来ない、売れ残りは再利用せず廃棄するとなると、消費者が価格いう形で負担する必要が出てくるでしょう。
来年は、安物を使い捨てるアメリカ型の大量消費の生活から、食べ物を無駄にしない、また、良い物を長く使うヨーロッパ型の生活に大きく舵を切る年になるのは自然な流れ。まずは、私たちの意識を変化させることから始めたいものですね。
アイラブブランド
小西清貴
Posted by 小西 at 12:26 │Comments(0) │TrackBack(0) │
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