2007/10/30

もううんざり!ダイエット本のベストセラー

出せば売れるダイエット用の食品、運動器具やノウハウ本。大昔から、ブームになっては消えていくということを繰り返していますので、期待通りの効果が出るものが少ない、または、効果があっても続かないと言うことなのでしょう。

そんな中、またまたベストセラーになっているのが、オタクキングとして有名な岡田斗司氏の「いつまでもデブと思うなよ」。自称、運動苦手で根気のない筆者が、1年間で50キロの減量(117キロから67キロ)に成功したそうですから、今度ばかりはと手に取る人がいても不思議ではありません。

要約すると、食べた物をその都度記録する「レコーディングダイエット」という方法。ダイエットを意識せずに好きな物を食べて、痩せていく過程を楽しむということのようですが、それを実現するのにピッタリなツール「いいめもダイエット」なるサービス(食べたものとカロリーを書いたメールを専用アドレスに送信すると、ダイエット記録を一覧にまとめてくれるサービス)がスタートして3週間ほどで、本の筆者からクレームが付き、サービスを停止。

著者である岡田氏が、著作権の侵害に当たる可能性が極めて高いと主張したのが原因ですが、本来、アイデアには著作権は及ばず、法律的には問題はないはず。もともと無料のサービスなので、争っても意味が無いと判断したのがサービス停止の経緯です。

岡田氏のブログによると「この本は5年、10年の歳月をかけて売れ続け、やがてはダイエットのバイブルとなる。その頃には、日本中のデブが半減しているのではないだろうか!」と凄い自信。「自分のあずかり知らぬサービスが原因で、効果が無いなどという風評が立ってはたまらん」という意味の、本は買っても実行しないで!とも受け取れるコメントが出ておりました。

この世は「見た目主義社会」で、あちこちでメタボリックシンドローム狩りが行われているということのようですが、それを裏付けるように政府も来年度から腹囲測定を健康診断の必須項目に加える決定をしました。

そういう意味においては、適度な運動と、食べ過ぎへの注意はすべての人に必要だと言えますが、実際のところ何十キロもの減量が必要な人がどれだけいるかは疑問。この本は2ヶ月あまりで34万冊売れているそうですが、筆者の思いとは裏腹に必要性のある人ばかりが買っている訳ではないでしょう。(つまり実行する人も少ないと思われます。)

朝日新聞の調査によると、自分は太っていると考えている人は全体の4割近くを占めているものの、その内2割の人(女性では3割)が標準体重以下の痩せている人だったそうです。

いずれにしても、次々に発刊されるダイエット本には、もううんざり。どの道、実行しないんだったら買わないで別のことに投資する方が良いと思うのは私だけでしょうか。

アイラブブランド

小西清貴

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