2007/10/23

顔を見られるのが恥ずかしい?

最近、コンシューマー向けの商品にどんどん取り入れられている顔認識システム。技術そのものは40年以上前から研究されており、メキシコでは2000年の大統領選挙で偽者による投票(2重投票)を防止する為に活躍、2001年のスーパーボールの会場では、このシステムによって犯罪者19人を逮捕した実績などがあります。

また、ロンドンのニューハム地区では、地区全体の監視カメラシステムに組み込まれた顔認識システムがありますし、ドイツのフランクフルト国際空港やオーストラリアの税関では、顔認識による自動入国審査システムが導入されています。

そんな顔認識システムが搭載されたカメラでは、自動的に顔にピントを合わせてくれるので、今までのように背景にピントが合ってしまったなんて失敗も無くなりましたし、プリンタに搭載しトーンやカラーバランスを自動補正、また、最新機種では、「小顔補正」や「美白補正」などの機能をもったものも販売されています。

驚いたのは、被写体が笑うと自動的にシャッターが下りる「スマイルシャッター」なるものも登場。沢山の笑顔の画像を集めてきてスーパーコンピュータで解析、人間の顔が笑うとどうなるかを数値に置き換えるというロジックですから、怒った顔、悲しい顔を見分けるのも理論的には簡単です。

性別や年齢を瞬時に解析するソフトも実用化されており、今後、マーケティングなどにも利用される予定となっているようです。(この技術を使うと、監視カメラに写った人の年齢、性別をすべて把握することが可能です。)

自分の顔を他人に見られることそのものは良いとして、その人の感情やストレス、年齢、暮らしぶりなどが解析されるとすれば少し問題があるでしょう。

何処かのコラムで、素っ裸を見られるより、頭の中を見られる方が余程恥ずかしいなんて話題を読んだ記憶がありますが、表情の解析がエスカレートすれば、幾らイケメンを気取っても、恥ずかしくて顔を出せないなんてことになるかもですよ。

アイラブブランド

小西清貴

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