2007/07/24
品格より美しさでしょう
昨年初めに大きな話題となった「国家の品格」、お読みになった方も多いと思います。この筆者は、論理がすべてである数学者でありながら、論理的な行動、考え方がすべて正しいとされているアメリカ的なグローバリズムに警鐘を発し、情緒や武士道精神からくる行動基準などを見直すべきであるという提言をされ、非常に新鮮な感動を覚えたことが記憶にあります。
その「国家の品格」のパクリとも言える「女性の品格」などという本がまたまた話題になっています。筆者は東京大学卒業の元お役人。俗に言うキャリア女性ですが、内容はとんでもなくチープ。
「女性の為のマナー教本」何ていうタイトルであれば、わざわざここで取り上げるつもりもないのですが、「品格」なんて大そうなタイトルをつけるから、案の定、アチコチのレビューでも叩かれています。
「品格のある言葉使い」や「品格のある人間関係」はイイとしても、「品格のある装い」なんて素人に語って欲しくありませんでした。
驚きの内容をご紹介すると、「新しいデザインの服の中には実験作に近いものがあるので、すぐに消えていく。生き残った定番品を買うこと」、「5年着れないと定番とは言わない」、「定番と言えども10年経つとくたびれてくるので、ある時期に思い切って処分する」、「流行に飛びつくと品格のある装いができない」などなど。
恐ろしくて、これ以上書けませんが、世界的なデザイナーである森英恵さんを、文化勲章を受章したデザイナーなどと紹介しているところからも、ファッションとは縁の無い女性であることがよく分かります。
また、お会いしたことがある訳ではありませんが、自分のことを「小太り」と書いているにも関わらず「大人の女性は贅肉をつけないように日常生活で気をつけなければならない。」なんていうのも、なかなかウイットにとんだ件(くだり)だと思います。
最後に、この筆者は「外見より中身が重要」だと信じていたので、「女性は美しくないと軽んじられる」という教えを読んで、ショックを受けたそうです。階級意識がプンプンする品格よりも、女性には美しさを学んで頂きたいものです。
アイラブブランド
小西清貴
Posted by 小西 at 18:26 │Comments(0) │TrackBack(0) │
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