2007/05/08

キャラクターを真似ても中身が伴わない中国の遊園地

大きな話題になっている北京市郊外の国営の遊園地「石景山遊楽園」。

ミッキーやミニー、ドナルドダックなどのディズニーのキャラクターを無断使用していることから問題が表面化しましたが、よくよく調べるとドラえもんやキティちゃんなどの着ぐるみまで園内をうろちょろ。

「ディズニーランドは遠すぎる」がスローガンらしく、「シンデレラの城」や「マジック・キングダム」のレプリカまで設置。公式サイトには「ディズニーの雰囲気を備えたジョーンズの冒険」なんていうアトラクションまで堂々と紹介されています。

形だけ真似ても、従業員の教育やサービスのクオリティは甚だひどく、子供の夢など考えないレベルの低さ。こう言う偽物を目の当たりにすると本物が持つ素晴らしさが改めて実感できます。中国の人にも、本物のディズニーランドを体験して、その違いを感じて欲しいものです。

各国のメディアが一斉に取り上げたこともあり、中国でも問題となっているようですが、ネットを使い中国で行われたアンケート調査の速報によると65%が知的所有権の侵害であり、中国の国家イメージを損なうと回答しているものの、残りの3割以上の方がたいした問題ではないとも答えており、その意識の低さも浮き彫りとなっています。

先日、中国企業の知的財産権侵害で多大な損害が出ているとしてアメリカの通商代表部がWTO(世界貿易機関)に提訴すると発表したばかりですから、中国政府にとっても大きな問題だと言えるでしょう。

偽物が氾濫する土壌を放置すると米国が主張するように権利者の利益を損なうのはもちろんですが、一番の被害者は、本物が持つ品質を享受できない一般のお客さんであることは間違いありません。

偽物を許さないといった国際的な世論の高まりから、サービスや商品を提供する側だけではなく、絶対に利用しないという消費者の強い意識も是非、定着して欲しいものです。

アイラブブランド

小西清貴

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