2007/01/16

モラルは誰が決める?

紅白歌合戦に出場したDJ OZMAのバックダンサーが、トップレスに見えるボディースーツで登場した事件?が大きな波紋を呼んでいます。

NHKの橋本会長は「色々な表現方法がその時代とともにあり、それを封じ込めてはいけない」とコメントしながらも、事実上のNHKからの追放を決定し、他のアーティストにも影響が出るのは必至。1000件を越す苦情を要約すると「モラルが足りない」と言うことのようですが、いったいモラルって何なんでしょうか?

広辞苑を見ると「道徳・倫理・習俗」、語源はラテン語のモーレスで「社会の慣習的な考え方、精神のあり方を示すもの」とされています。もちろん、法令や規則に違反することは犯罪であり、「モラル」とは区別されなければならず、モラルの低下という言葉で片付けるわけに行かないことは当然です。

じゃ、モラルの基準は誰が決めるかというと、これが非常に難しい。 

習俗(社会の慣わし)というくらいですから、自分が良かれと思ってやった行動も、世間一般から見て不快に思われればモラルが無いと言うことになります。要するに、基準は自分ではなく、他人にあるということ。

また、山本“KID”徳郁が北京オリンピックに向けてレスリング全日本選手権に出場する件も「モラル」が問題となっております。

と言うのも、彼のイレズミが、見ている人に不快な思いをさせると言う意見があり、イレズミにテーピングをして試合をすることが決定しています。タトゥーに問題があると考えるのは日本人の感覚で、国によっては、大人になったらいれて当たり前などという文化を持っているところもありますから、こちらも複雑な問題。(そういうことを考慮して協会では「あくまで自主規制」であると発表しています。)

昔から、保守派、革新派という人達は存在していましたが、現代社会は百人百色と言われるほど個性豊かな時代。画一的に「モラル」と言う言葉でルールを敷くのが難しくなってきました。

自由に表現できるネットの世界で生活していると、無難な容姿や、振る舞いしか扱えないマスメディアが、どんどんつまらなく感じてくるのは私だけでしょうか。

アイラブブランド

小西清貴

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