2006/12/12
ルーマニアとブルガリアがEUに加盟
今年は、今までのモノグラムに代わってレザーのバッグが大人気。例年になくバッグの売上が好調な年となりましたが、英国、イタリア、フランスなどに本社を構えるブランド各社から入荷した品物をチェックすると、その多くが中国、ルーマニア、チュニジア、モロッコ、トルコなどの国で作られたものであることが分かります。
イタリア、フランスなどのブランド本国で生産されているものは逆に珍しいといった状況で、革製品のクオリティで定評のあるイタリアのブランドメーカーでも、どんどん生産拠点を海外に移しています。
こういった傾向に拍車が掛かったのは2002年に欧州統一通貨ユーロが導入されたのがきっかけ。イタリアでも物価がいきなり3割も上がったといいますから、旅行者はもちろん現地の人々の生活も決して楽ではありません。
70年代から80年代にかけて、イタリアではインフレが止まらず通貨リラの価値はどんどん下落。その割安感からヨーロッパのファッション製品の大部分がイタリアで生産されていました。(10万~15万リラ・当時の為替レートで約6千~1万円、も出せば、なかなか良い革製のバッグがオーダーできたのが懐かしいです。)
年明けには、東欧のルーマニアとブルガリアがEU(欧州連合)に加盟。
ルーマニアといえばチャウシェスクの独裁政権下、あのコマネチがアメリカに亡命、その同じ年に革命によって政権が崩壊したのが1989年、僅か17年でのユーロ導入ですから国民の喜びが如何に大きいか想像できると思います。
これにより27カ国で人、物、金が自由に行き来することになります。もちろん今まで通り国境はありますが、EUで生活する人はパスポートなしで行き来することが可能。もちろん関税もありませんので、今後ますます生産拠点が広がっていくと思われます。
日本でも東アジア共同体を作ろうとする動きがありますが、こちらは、参加国すら決まっていませんので、残念ながら、まだまだ先のお話。
世界中がどんどん狭くなることにより、何処の国で生産されたか余り意味が無くなってくるのはちょっと寂しい気が致しますが、いつの日か世界が一つになるのでは、なんて、ちょっぴり期待してしまいますね。
アイラブブランド
小西清貴
Posted by 小西 at 22:04 │Comments(0) │TrackBack(0) │
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