2006/09/26

ミュータントと宇宙人は違うんです

先日、話題の映画X-MENを観てきました。ストーリーは、人間夫婦から突然変異(進化?)で生まれたミュータントがコミュニティを形成。たまたま開発された治療薬(キュア)に反発する一部のミュータントが人間と衝突するというありえない話。

一見するとありがちなSFですが、アメリカのマイノリティ(民族、宗教、文化などの少数派のことです)を比喩的にミュータントとして登場させた、なかなか深い内容となっています。

自分たちは病気ではないと叫ぶミュータントと、そんな子供達を部屋に閉じ込めて学校にも行かさず、外部と接触させない親たち。治療薬の開発に大喜びする政治家など、立場によって行動が違っている辺りは、なかなか考えさせられるものがあります。

ちなみに、この物語の主人公はミュータントであり、宇宙人ではないことにも注目できます。つまり、ミュータントは特殊な能力を持っているとはいえ、生物学的に言うと人間から生まれた人間であり、我々と同じ生き物だといえます。

サルと人間が幾ら似ているといっても、サルと人間の間には子供は出来ません。これは、分子の相補性というものが作用し、異種の生物間では精子と卵子が結合できない為です。つまり彼らが宇宙人の場合は区別されて当然なので、話が成り立たないわけです。

マイノリティの存在を尊重するか否定するかは、人種差別として表面化します。人種の坩堝であるアメリカでさえ根深い問題を抱えているくらいですから、島国である日本では今後、外国人の増加と共に深刻化する可能性があるでしょう。(事実、人口の15%を外国人が占める町が日本にもあり、東京でも深夜営業の飲食店の従業員はほとんどが外国の人です。)

柴犬とチワワが同じ犬であるのと同じように、白人と黄色人種、アフリカ系の人達もすべて同じ人間、実際のところ、差別する理由はありません。それぞれの文化や宗教を尊重する環境作りに一人一人が努力する必要があるでしょう。

マイノリティを差別する心は個性的なファッションを楽しむ人達にも向けられることがあります。そんな人達も異星人を見るような目で見るのではなく、同じ仲間として尊重してあげて下さいね。

アイラブブランド

小西清貴

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