2006/09/20

中身の無い豪華さがカッコ悪い時代に

最近、ファッションデザイナーのイメージソースとして注目されているのが「ソーシャライツ( Socialite )」と呼ばれる人々。日本語では「社交界の名士」と訳されており、Social light(社交界の光?)をもじった造語です。

言葉そのものは何十年も前からある単語で、主に貴族に代表される名士を指していましたが、「セレブ(Celebrity)」に代わるコンセプトとしてニューヨークから流行りだし、日本のファッション誌(25ans/ヴァンサンカン)が特集を組んだことで日本でも聞かれるようになりました。

具体的なイメージとしては、豊かなバックグラウンド(つまり、超お金持ち)をもち、チャリティ活動に勤しむなど社会的意識が高く、高感度なファッションセンスからトレンドセッターとしてリスペクトされている女性となっています。

本来はファッションよりも、生活態度そのものがリスペクトの対象となっているソーシャライツ。いくらトレンドセッターと言えども、そんな人達の装いだけを真似てどんな意味があるのか正直微妙。セレブは気取
れても、自分のことをソーシャライツって言える女性は残念ながら日本には少ないと思います。

別に25ansの企画に異議を唱えるつもりはありませんが、自立しているとは言い難い日本のお嬢様達にとっては、ちょっぴりハードルが高過ぎるかも分かりませんね。

ソーシャライツがファッションのお手本になるかどうかはさておき、ゴージャス一辺倒の派手さから知性溢れる落ち着いたファッションに注目が集まっていることは確実です。

その人の嗜好や生き方を表現するのがファッションのあり方だとすれば、何とか姉妹に代表される中身の無い豪華さがカッコ悪い時代になってきたとも言えますね。


アイラブブランド

小西清貴

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