2006/05/30

ロングセラーとショートセラー

最近、よく聞く言葉に「ロングセラー」と「ショートセラー」というのがあります。

説明の必要も無いとは思いますが、ロングセラーというのは、長年変わらず売れ続けている、いわゆる定番品。逆にショートセラーは、どんどん新製品を投入して需要を喚起していこうという考え方です。

ロングセラーを「信用がある品物」という見方がある一方、新しい品物でないとお客さんが注目してくれないというのも、ある意味、事実。

しかし、ファッションアイテムや、ハイテクな電器製品ならまだしも、コンビニで売られているお菓子や飲料水、また、乗用車など、どんどん新しいものを提案して、本当にお客様の利益になっているかどうかは、大きな疑問だと言わざるを得ません。

資料によりますと、昨年発売された缶コーヒーは213種類、チョコレートに至っては1928品目となっています。その大部分が3週間ほどでコンビニの店頭から消えてなくなります。中には発売初日と翌日の売上が悪いと、翌週には棚から排除される「即死」アイテムも存在するそうですから、商品企画や開発に携っている人達の苦労は計り知れません。

ただ、研究、開発に時間が掛けられない為、新製品=自信作という図式が期待できないのも事実。結局、まやかしのマーケティング手法という見方も成り立ちます。

気に入った新製品に出会ったとしても、1ヶ月後には購入は不可能となる訳ですから、中途半端な品物を売らないで欲しいと思います。

ロングセラーの代表作としては、大正8年発売の「カルピス」、また、発売から40年以上経っている「かっぱえびせん」、本当か嘘か分かりませんが400年前からあると言われている「養命酒」、今年35周年の「カップヌードル」等など。

流行が目まぐるしく変化するファッションの世界にも、ルイヴィトンのように長年売れ続けている品物はありますし、ヴィヴィアンウエストウッドのように、既に廃番になったアイテムをオークションサイトなどで大勢の方が探しておられるようなケースもあります。(新品より高い場合も多々あります)

きちっとしたコンセプト、ストーリーに則って製造された品物であれば、長年愛され続ける品物に成りえることはファッションの世界でも可能だと思います。ましてや、インターネットの世界は、限られたスペースに品物を並べている訳ではありませんからね。

新しい物に敏感であると同時に、そんなロングセラーを見分ける力も養いたいものです。

アイラブブランド 小西清貴

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