2006/04/04

ロングテールが無視できない時代になってきました

最近、ITの業界人の間で話題になる言葉に「WEB2.0」というものがあります。特定のサービスやテクノロジーを指す単語ではなく、新しいインターネットの可能性をまとめたアメリカの論文(昨年の9月末にネット上に公開されました。)から来た、次世代インターネットの漠然としたコンセプトを意味しています。

PCの性能アップに加え、ネットを利用するコストが余りに安く(限りなくタダ)なっている為に、今まで採算がとれず事業として成り立たないとあきらめていたことが実現できたり、ユーザーが蓄積した情報を別のユーザーが利用、加工することによって、一人(または単一企業)では成し得なかったデータベースを構築することも可能となっていることが背景として挙げられます。

(例えば、1億円を稼ぐのに1億人から1円づつ貰うというアイデアがありますが、現実的には一人から1円を貰うコストは1円以上掛かり実現は不可能です。コスト0のネットを使えば成り立つ可能性がありますね。また、膨大な設備を必要とするテレビ局も、ネットを使えばどなたでも番組の製作、配信が物理的に可能になります。)

その中にある重要なポイントが「ロングテール」(恐竜の長いしっぽ)という考え方。

これは、書籍のネット販売で有名なアマゾン・ドットコムの実績から出た言葉ですが、リアル店舗であるバーンズ&ノーブル(アメリカ最大の本屋さん)の在庫が13万タイトル(つまり売筋の上位13万番目まで)、しかし、ネットショップであるアマゾンは、その13万タイトル以外の本の売上が全体の57%あると発表したことに始まっています。 (アマゾンの取り扱いは230万タイトルだと言われています)

通常、ビジネスは8:2の法則という考え方が支配しており2割の売れ筋(恐竜の頭部分)が全体の8割の売上を稼ぐのが一般的。これをパレートの法則と呼んでいますが、アマゾンの売上がほとんどグラフには現れないような死に筋の積み重ね(チリも積もれば、というヤツです)であるというのは、旧体制の企業からすると大ショックに違いありません。

逆に考えると、消費者にとっては、どんな物でもネット上で見つかってしまうという計り知れないメリットがある訳で、流行のあり方もWEB2.0によって変わってくる可能性が考えられます。(ほとんどの流行はユーザーではなく供給側のプロモーションによって創り上げられますが今後は逆のケースが続出すると言われています。)

売れ筋だけを扱うショップは今後必要性が無くなる可能性も否定できなくなってきました。アイラブブランドでも、少数のお客様のニーズを切り捨てることなく品揃えに生かしていく努力を行っています。お探しのアイテムがございましたらドンドンご要望をお聞かせ頂きたいと考えておりますので宜しくお願い致します。

アイラブブランド 小西清貴

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