2006/03/28

日本の不思議なジェンダーフリー論争

男女の関係がギクシャクする理由の一つにジェンダー(社会的性差別)が挙げられます。つまり、掃除、洗濯、料理は女性の仕事。女性は優しく、男性は攻撃的。お医者さんは男性で、看護士は女性などといった思い込みがそれですが、女性の社会進出によって女性自身に大きな変化が起こっていますので、男性が今までのままでは、良好な関係を培えないことは容易に想像できます。

人間の性格には、俗に言う男性っぽさと女性っぽさが同居しています。私は男の中の男、などと男らしさを気取ってみても、実際には女性っぽい性格を持ち合わせていないと人間関係が成り立ちませんから、女性と男性の違いなんて言うのは実際のところ、ほんの微々たるものだと言えるでしょう。

(ちなみに男女の体の作りには大きな違いが有りSEXといってジェンダー/Genderと区別されています。)

特に日本の社会は、もともと男性中心にデザインされています。女性から見た社会を研究する学問(女性学)によって、新しい社会のあり方が今後色々と提案されてくるに違いありませんが、そうした動きが理解できないオジサンが多いのも事実。ジェンダーフリーが誤解されアチコチでトラブルも発生しています。

一つは教育現場での過激な性教育や、男女が同じ部屋で着替えさせられたり、林間学校で同室で泊まらされたなんていう笑えない混乱。また、ジェンダーフリーがフリーセックスと関連付けられて語られるメチャクチャな話もチラホラ。

こういう事件を持ち出して、内閣府は「ジェンダーフリーという言葉を使わないように」といった通達を出していますが、昨年、国分寺市で行われる予定だった女性学の権威、東京大学の上野教授の講演が、東京都の指導で中止に追い込まれ、問題はどんどんエスカレート。

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石原都知事は「(ジェンダーフリーという考え方の中には)常識でいって許容できないものが沢山ある」と古い日本の常識を持ち出して反論。「言葉そのものが気持ち悪い」などと言った論理的でないコメントもあったようですが、男性中心社会で育ってきた人達(女性も含めて)の影響が抜け切れず、その子供達の世代で離婚率が急増しているのでは、なんて考えてしまいます。

この問題は海外でも報道されていますが、訳が分からず困っているのは、それを目にした外国の人達かも分かりませんね。

アイラブブランド 小西清貴

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