2006/01/18

「新しさ」がないとファッションとは言わないんですよ

我々が普段何気なく使っている「ファッション」という言葉ですが、実際に「ファッション」の言葉の意味を正しく理解している人は意外と少ないかも分かりません。

英語の辞書によると「礼法、行為などの一時的な風習、様式」「服装などの流行のスタイル」と定義付けられています。

ここに有るように「一時的」つまり「新しさ」がないとファッションとは言わず、幾ら新しくても、社会に影響を与えるほど多くの人達に支持されないとダメということになります。

従って長年変わらないファッションなどというものは、この世に存在せず、それは単なる「スタイル」でしかないと言うことは是非この機会に覚えておいて下さい。

ファッションから外れた装い(英語では Out of Fashion )は衣服の屍であり、タンスの肥やしと呼ばれるようになります。私たちがオシャレを楽しむ理由というのは「なりたい自分に近づく為」と何かの本に書いてありましたが、まさしくその人にとって全く意味の無い物体と化す訳です。

過去の歴史の中には、大流行している装いが新しい提案によって一瞬で古臭く感じてしまうなどということが繰り返し起こっております。デザイナーの立場から言うと、昨年提案した作品を否定する作業が、新しい作品の製作現場で行われている訳ですから、時代の変化を敏感に感じ取るデザイナーのエネルギーには頭が下がります。

但し、実際の現場ではマーケティング部門の力が強いのが現状(つまりデザイナーの思いよりも売れるか、売れないかが優先され、結果、無難な作品に収まる傾向)で、本当に実力のあるデザイナーは少なくなっていると言われています。

まもなく入荷する2006年の春夏コレクション、また来月から始まる2006~2007年の秋冬コレクションの発表会(パリ、ロンドン、ミラノ、NY、東京などで開催されます)をそんな見方で評価してみると新しい発見があるかもわかりません。

「なりたい自分に近づく、印象深い装い」を多数ご紹介できるように、我々も準備を進めております。1年で最も熱いこれからの1ヶ月、アイラブブランドから目を離さないで下さいね。

アイラブブランド 小西清貴

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