2006/01/25

印象深いデザインはご法度!日本風BCBGスタイル

先週はファッションの定義みたいなお話を致しました。多くの人達に影響を与えながらも、どんどん変化していくのがファッション。変化しない装いは単なるスタイルというお話だったと思いますが、意外とファッションの都と言われるパリにも、BCBG(ボンシック・ボンジャンル)という”スタイル”が根強く残っており、人々の装いの基本となっています。

字義的には「シックで上品」という意味ですが、パリの上流階級のシンプルで控え目な装いを指しており、流行に左右されない上品さが強調されています。

BCBGの代表ブランドとしてはセリーヌやエルメスが上げられます。最近でこそモードの影響を受けてはいるものの、ブランドが持つイメージはどちらかと言えばコンサバティブなものとなっており、何となく雰囲気はお分かりいただけるのではないでしょうか。

日本では、お嬢さんスタイルがこれに良く似ていると思いますが、こちらはアメリカから入ってきたトラッドと、ヨーロッパのモードが融合したニュートラ(ニュートラディッショナル)やハマトラ(横浜のトラッドスタイル)が進化したもので、JJやCanCamなどのファッション誌の提案により長年に渡って確立してきたスタイルです。

ヨーロッパのブランドを上手く取り入れているものの、余り最新のモードに左右されないところはパリのBCBGをお手本にしているようで非常に興味深いです。

このようなスタイルの特徴として、TPOによって色々着まわしができる汎用性が上げられます。その為、奇抜さや斬新さ、オリジナリティを打ち出した印象深いデザインはご法度となっており、日本のモテ服を有名なデザイナーが製作しているという話を聞かないのはこの為です。

今年の春はファッション誌が一斉に白にフォーカスを当てており、もう暫くすると街中で白い装いに身を包んだ女性を目にすることになります。

個人的には、それはそれでアリだと思いますが、業界の方々には小物やカラーを流行らせるだけではなく、新しいメッセージを世界に発信する努力も忘れて欲しくないですね。

アイラブブランド 小西清貴

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