2005/12/20
偽物だったら返品できますか?
企業のコンプライアンス(法令順守)経営が問題になっています。
悪いことをしてでも利益を優先する企業と、お客様の利益を第一に考える企業の違いは、普段は見えづらい面が有るのは事実ですが、何か問題が生じた際の行動に大きな差がでることになります。
悪い見本は、現在、世間を騒がしている姉歯元建築士の「構造計算書偽装問題」。
お客様の安全と財産を守る為、精一杯の努力をしなければならない立場の人達が何の責任も取らないばかりか、耐震強度を下げてまで、コストダウンを図ったという計画的な犯罪は、本当に許せないことで、こんな会社が存在していること自体が不思議な感じがいたします。
一方、一酸化炭素中毒で死亡者まで発生すると言う温風器事故を起こした松下電器産業の処置は、リコールではなく一台5万円で自社の製品を買い取るという異例のものとなっており、市場に出回っていると言われている9万台の回収の為に、すべてのテレビコマーシャルをこの注意喚起に当てるなど会社を上げての対策となっております。
もっと早めに手を打っていれば、という批判もあり、イメージダウンは避けられないものの、数百億円を使った責任の取り方は、長い目で見るとある程度の評価はできると思います。
こういった製品の自主回収(リコール)というのは、我々のファッション業界でも決して珍しいことではなく、最近では三陽商会が製造したバーバリーのダッフルコートに針が混入している例が発見され、350着
を回収。少し古いところでは、大手スーパーが販売した同じくバーバリーのマフラーに偽物が紛れ込んでいた為、販売したすべてを回収した例などがあります。
当社でもこういった事故が起こらないよう、細心の注意を払って事業を行っておりますが、一旦事故が発生した場合の対応の仕方は個別対応ではなく、あくまでリコールが基本となります。
偽物だったら返品できますか?といった質問がサポートセンターに届くことが良くありますが、もともと偽物を販売するのは犯罪行為で、まともな品物とは区別して考えなければなりません。
つまり商法で言うところの取引が成立しておらず、お客様の立場から言うと代金の支払い義務もありません。従って販売した品物すべてを回収し、無条件での返金が当然だと言えます。
何事に対しても、お客様第一という意識で仕事をし、皆様に安心してお買物をお楽しんでいただけるように努力を続けております。今後ともアイラブブランドを宜しくお願い致します。
Posted by 小西 at 01:13 │Comments(0) │TrackBack(1) │
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