2005/10/25
本能が壊れたお陰で生活をエンジョイできる?
多くの野生動物はこの時期、沢山食べて体に脂肪を蓄え冬に備えるのですが、人間の場合はいつの季節であろうと太るのには抵抗がありますね。
食欲と性欲は非常に大切な動物の本能ですが、人間は唯一本能が壊れた動物だと言われています。お腹が減ったら食事をするというのも、ある意味、生物学上の本能には違いありませんが、ダイエットや好き嫌いは、この本能が壊れている証でもありますし、年間を通し性欲を持っているのも人間だけです。
(動物には発情期というものがあり、それ以外は性交渉を行いません。また、どのような相手が相応しいかも遺伝子に書き込まれており、一応、相手を選ぶものの、このこと自体は愛情とは関係がありません。また、人それぞれの愛情表現や性欲の満たされ方が存在するのも人間だけです。)
ハチがいくら幾何学的に優れた巣を作ろうが、遺伝子情報以外の工夫はできませんので、個性的なデザインも存在しません。
つまり、本能が壊れているからこそ、個性や愛情が存在しますので、生きていて楽しいということになる訳ですが、現代社会において、その壊れ方はエスカレートしており、逆に自分らしさを追及する生き方が加速しているように思います。
もちろん、そのことは悪いことではなく、我々が携るファッションというのも本能とは対極にあると言えます。TPOをわきまえた装いや、季節感などというのも、現代のファッションの世界ではタブー。異性を引き付ける為にオシャレするなどという本能チックな感覚も薄れてきています。
本能を犠牲にして人間が手にしたのが「文明」と「こころ」。「文明」の方は環境破壊をもたらすといった悪い面もありますが、それをカバーしているのが「こころ」だという解釈も成り立ちます。
本能は幾ら壊れてもOKですが「こころ」だけはしっかり保ち、自分らしい秋のファッションをエンジョイしたいものですね。
Posted by 小西 at 23:34 │Comments(0) │TrackBack(0) │
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