2005/10/04

2匹目のどじょうを狙うウォームビズ

何かと小回りの利かないお役所ですが、今年の6月から実施されたクールビスキャンペーンは決定から正式発表まで非常に早く、通常であれば夏物衣料の仕入が終わっている5月に入り、衣料品を販売している百貨店や量販店は大慌て。ノーネクタイ用の高襟のシャツやボタンダウン、ストライプ地のカジュアルシャツの仕入に走り回ったという経緯があります。

ファッションというのは、通常、デザイン、素材(糸)の手配、染色、紡織、縫製と様々な工程があり、その間に、各メーカーによる展示会などが催されてアパレル主導で世に出ることになります。

そういう意味では今回の政府主導のファッションの成功は非常に稀なケースで、商品企画というよりも、夏のカジュアル志向と出会い頭でぶつかったようなヒットと言うのが正しいのではないでしょうか。

いくらドン小西さんが素晴らしい提案をしても、品物がなければ意味がないのも現実です。何となく予想はしていたウォームビズキャンペーンとは言うものの、売場では非常に深刻な状況となっているようです。

ウォームビズの経済効果を、クールビズの倍の2320億円と試算しているシンクタンクもあるようですが、最近の暖冬でコートやブーツなどの冬物衣料・雑貨品は売上不振が続いており、メーカーは生産そのものを押さえ気味にしていた矢先の話なので、売場を構成できないほどの品不足。(今から企画するとなると来年の春物と一緒に入荷なんてことになるのは確実です。)

まして真冬でもノースリーブやTシャツが売筋上位にくるこの時代に、セーターなど大量に在庫している奇特な問屋さんはないと思います。

また、あくまでファッションですから、暖かくてもカッコよくなければなりませんので、その点も疑問が残ります。(私的には、ジャケットやコートの下はTシャツなんていうのがイケてると思います。まして重ね着でゴワゴワしてると肩がこりそう。)

薄着+マフラーやショールを上手く使ったオシャレにチェレンジしたいものですね。

2匹目のドジョウ狙いのウォームビズが成功するかどうか今後に注目しましょう。

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