今年のヴィヴィアンからのメッセージは「プロパガンダ」。正式には、
Active Resistance to Propaganda
Culture versus Dogma
( プロパガンダへの積極的な抵抗活動/文化 vs 教理 )
となっております。「プロパガンダ」というのは、政治的意図を持つ宣伝活動を指しており、大衆の行動を感情によってコントロールする事が目的となっています。
プロパガンダを語るときに、よく引き合いに出されるのが「ヒトラー」 「ムッソリーニ」などの独裁者ですが、現在ではアメリカの思想が、マスメディアによる広告、宣伝によって世界中を侵食していることをもって、 プロパガンダという表現がなされているのかも分かりません。
確かに、良い悪いを判断する時に「アメリカは常に正義」という基準が出来上がっているのには、少し問題はあるでしょう。
ヴィヴィアンのこのキャンペーンにはマルクス主義革命家でゲリラの指導者である「チェ・ゲバラ」がシンボルとして使われていますが、 ゲバラが広島の原爆資料館を訪問し、「アメリカにこんな目に遭わさ れておきながら、あなたたちはなおアメリカの言いなりになるのか」 と案内人に語ったエピソードからも、そのことが理解できるかも分かりませんね。
このレジスタンス(抵抗活動)のもう一つのターゲットは「ドグマ」 と呼ばれるキリスト教の教理。
唯一絶対の神からの命令とも言える このドグマは、キリスト教徒だけのものではなく、私たちの行動にも大きな影響を与えている「常識」として生活の中に入り込んでおり、そういったルールや考え方も比喩的にドグマだと言える訳です。
私たちは、自分で考え、行動できる能力を持って生まれており、こういったプロパガンダに注意し、立ち向かって行かなければなりません。
つまり軍事や経済に代表されるハードパワーに対抗するには、文化的魅力(ソフトパワー)が必要だという主張が背景にあります。 ファッションはビジネスではなく文化、まして政治やドグマには影響されないと言うヴィヴィアンの強いメッセージが聴こえてきそうですね。
プロパガンダコレクションを詳しく見る
Posted by 小西 at 17:06 │Comments(0) │TrackBack(0) │
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.viviennene.com/mt/config/mt-tb.cgi/245
コメント